2019年の秋に秋田駒ケ岳、それも
ムーミン谷のお花畑の存在を知り、
「ぜったい来年行く!」
と思ったものの、翌年始まったコロナ禍。
待ちました。
やっと行けました。
6月25日朝4時台に自宅を出て、
こまち1号で田沢湖まで。
バスに乗り換えて秋田駒ケ岳八合目下車です。

11:08
歩き始めはここ。
標高は約1,300m、どっぷり雲の中。

11:42
本格的なお花畑エリアまで、
八合目から1時間ほど登ります。

11:45
雪があることは情報を得ていたので、
寒さを警戒しましたが、それほどでもなく。
それにこの悪天候でも、けっこう人がいて
折々本当に心強かったです!

11:50
片倉岳展望台まで来ました。
火山らしく、ここは真っ赤な地面です。
この赤土の汚れが落ちなくて、
レインパンツの洗濯には手こずりました。

12:17
阿弥陀池近くまで来ると
傾斜は緩やかになり、そして木道が始まりました。
写真の木道脇にポツポツと見えるのが
3年も恋焦がれていたチングルマの群生です。
この辺りから、風雨が強くなってきました。
この先、阿弥陀池の脇まで進むと、
増水したのか、木道のうちの一本はほぼ水の上。
ときどき吹く突風に飛ばされそうになるので、
池側の木道は怖くて歩けません。
そんな中、「もう戻ろうか」と何度も思いましたが、
そのたびに風が弱まるので、迷いながらも前進しました。

12:28
広い地面に到達しました。
この場所で暴風雨もピークに。
近くには長身でがっしりした男性二人が先にいて、
「じゃあ、行こうか」
とスタスタと歩いて行きました。
大柄の男性、うらやまし~!
私も今だけ体重あと20キロ欲しい~!
と思っていました。

後でじっくり考えるに、
避難小屋の近くまで来ていたようです。
でも建物の気配などさっぱり見えません。
もうここで満足です。
来た道を戻ることにしました。
防御の姿勢で中腰になっていても、
転ぶくらいの突風が吹いていました。
わかった、突風が来たら姿勢を低くして、
しゃがめばいいんだ!
と、やってみたけど、しゃがんだまま転がること一回。
吹き飛ばされて何度か木道から落っこちながらも、
もう、もう、歩くしかないのです。
木道が終わり、山道に入ると
途中、道が川のようになっていて、
行きより深さがぐん増していました。
川のようじゃなく、完全に川です。
なんとか脇を歩こうとしたけど
足を乗せた石が動いて左足がどぶんとはまりました。
バックスキンの部分は防水性が高いけど、
合成繊維のベロからサーッと水が入りましたね~。

13:18
さて、下るにつれ徐々に風も雨も弱まってきました。
視界はひどいものですが、
登山道はよく整備されていて、
迷う怖さはまったくありませんでした。
これは実にありがたいことです。
当たり前じゃない、有り難い。ほんとにね。

13:53
やっと舗装道路に下り立ち、
八合目小屋が見えてきました。
バス停はこの一段下です。

13:57
時計も見ずに歩いていたけど、
14:05発のバスに間に合いました。
あ~よかった。
バスは、温泉郷に近いアルパこまくさバス停までは満席でした。
こんな天気でも大人気の秋田駒ケ岳です。
田沢湖駅まで、たまたま隣に座った
同じく関東からのソロ登山者さんと
ああだったこうだった、そうそう!と
ひどい目に合ったことを共有していると、
落ち込む失敗も笑える経験に変えることができました。
実は行きのバスでも、秋田駒ケ岳リピーターさんに
地図を見せてもらいながら、
「花がきれいなのはこの辺から。
この道は勧めない、人があまり通らないの。
ここは急斜面だから、こう迂回するほうがいいんじゃないかしら」
などと、有意義な情報を聞かせてもらえていました。
その方はアルパこまくさで、
「私ここで降りるわ、今日だめだわこれ」
と言っていましたが、本当にそうでしたネー。
お聞きした情報は、次回以降に生かします。
もちろんまた行きますよ!
その後、ホテルにチェックインし、

その日の新聞を開くと
タイムリーすぎて軽くムカッとする記事が。
ええ、濡れましたとも!
今も干してます。
お花は期待通りの素晴らしさだったので、
花については別記事につづく。
<撮影日; 2022年6月25日>
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- 2022/06/28(火) 19:23:41|
- トレッキング
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葉桜の木陰涼しい江戸桜通り。
実は道に迷って、この通りに入り、
わあ!ここなに?きれい!
と、そこいらの道とは違う雰囲気を感じていると、

小奇麗な石の道標が。
あ、有名なところなんだ。
ここは日銀本店の前の通りです。

こちらは本館。明治の建物。

向かって右隣りの3号館。こちらは昭和。
関東大震災の2倍の強さの
地震が来ても壊れないそうです。

道の向かいには貨幣博物館。
そこからさらに進んで、

三井本館。
エンタシスの柱がきれいだわ~。
と、この日も臆面もなくお上りさん的行動。
若い頃は恥ずかしかったお上りさん的行動。
しれっとできるようになった自分が嬉しい。
<撮影日; 2022年6月19日 Canon PowerShot G9X MarkII >
- 2022/06/22(水) 17:08:29|
- ちょっとおでかけ
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日比谷公園霞門近くには、
ユリの花壇があります。
この日は朝9時前に入ったので、
前夜の雨のしずくが残り、
なかなかきれいでした。





大輪のカサブランカ↑は遅咲き、
大トリって感じかな。
立派な蕾がたくさん付いていました。

ユリの株の間にはヤブミョウガも。
ヤブミョウガは、暑さ疲れする頃の花と
いう印象でしたが、早いな!日比谷公園。
ところで、ユリの花壇の近くで
やたらに大きな蜂を見ました。
色としてはスズメバチのような。
でも都会の蜂は人慣れしているのか、
むやみに近寄ってきません。
蜂のほうでふわ~っと遠ざかります。
追いかけなければ大丈夫ではないでしょうか。
人慣れしているといえば、

日比谷公園のスズメは、むやみに近寄ってきます。
スズメバチよりびっくり。

芝刈りロボットお仕事中。
かわいい。
<撮影日; 2022年6月19日 Canon PowerShot G9X MarkII >
- 2022/06/21(火) 17:22:41|
- ちょっとおでかけ
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先日の講習で習ったことを
ちゃんと身に入れておこうと
近場の渓流に撮りに来ました。

↑スマホ撮影
八王子市裏高尾町の小下沢(こげさわ)です。
今、林道が通行止めになっていますが、
立入禁止のゲート手前に、
沢に下りられる場所がありました。
これ以降、ちゃんとカメラの撮影↓。



小下沢は苔が多いな、と思いました。
梅雨時は苔の緑がいっそう鮮やかになります。
場所を移して、次は日影沢へ。
高尾山のいろはの森コースが
始まる手前です。




日影沢の写真は時系列に並べてあり、
だんだん上流へ向かっています。
この先、さらにきれいになりそうだけど、
お腹が空いたので帰ることにしました。
あっという間の3時間でした。

道路脇にユキノシタの群生。
小下沢から見た高尾山の北側斜面にも
オオバアサガラ(大葉麻殻)の白い花が、
かなりのボリュームで咲いていました。
遠目なので、たぶんオオバアサガラなのでしょう、ですが。
高尾は植生が豊かなので、
来ればなにかしら新しい出会いがあり、
驚かされます。
<撮影日; 2022年6月11日 EOS 6D MarkII >
- 2022/06/15(水) 12:44:14|
- 写真
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氷川渓谷へ下りていく手前にある
奥氷川神社。
氷川の地名はこの神社に由来するとも。
境内はきれいに掃き清められ、
地域の人から大事にされていることが伝わります。
上の写真の拝殿は明治に入ってからの建立。
まあ普通に見慣れた、
なじめる関東の地味具合。
しかし拝殿の後ろ・・・、

保護の屋根に囲まれた御本殿は、
派手。
こちらは元禄年間に建てられたもの。
上方優勢だった元禄文化、
その流れでこの派手さですね。
江戸時代初期は江戸も派手だった、と。
その後、文化・文政年間に入って
江戸好みの地味さが広がり、
現代までも「ザッツ江戸」として続いています。
拝殿はそちらの嗜好。
つまり奥氷川神社は、
元禄文化と化政文化が
ふたつ仲良く並んでいると。ほおっ!

境内に生える氷川の三本杉は
都指定天然記念物。
なかなかこれが、いい存在感で。
奥に見えるぽこんとした山は、愛宕山。
鋸山に登るには、まずあそこに登らないといけないんだな。
うへえええ~~。
鉄道唱歌の「愛宕の山に入り残る」の
愛宕山ではないですよ!
そりゃそうですね。
<撮影日; 2022年6月5日>
- 2022/06/09(木) 12:47:49|
- ちょっとおでかけ
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さて、このところちょいちょい行っている
奥多摩ですが、今回は撮影講習で。
奥多摩駅から徒歩数分の氷川渓谷、
きれいなところです。





講習というのは、できないことをやらされること(笑)。
三脚を立てるの不慣れで、よいしょよいしょ。
NDフィルター、PLフィルター、適宜付け替えて。
フィルターを付けるということは、
カメラ設定も、えーと?
えーっと、よいしょよいしょ。
思いついたらレンズも替えるから、
河原に道具を広げまくり。
雨でなくて、つくづく良かったなあ。

さて、ここは多摩川と日原川の合流地点です。
こういうところって、増水したら怖いでしょうね。
キャンプもバーベキューも禁止だそう。
それもむべなるかな。
<撮影日; 2022年6月5日 EOS 6D MarkII >
- 2022/06/08(水) 12:52:48|
- ちょっとおでかけ
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歩行者天国の銀座通り。
2018年に植樹されたカツラの木が、
だいぶ様になってきました
・・・のを見ながら、もう少し有楽町方向へ進みます。
花はもう咲いたかな?

並木通りのシナノキです。
こんもりと花を付けていました。


並木通りは一番のお気に入り。
銀座を横方向(
*)に移動するときは、ここを歩きます。
(
*) 縦か?斜めかッ?
つまり丁目の数字が変わって行く方向。

アスファルトの反射が葉の裏を照らしています。
レフ板みたい。
これは都会の見え方だなあ。

シナノキの花の香りも漂っています。
でもマスク生活だと、感じ取れませんね。
<撮影日; 2022年5月29日 Canon PowerShot G9X MarkII >
それにしても写真を撮るのが
きつい日差しになってきました。
シナノキも、実はもうちょっと柔らかい光で撮りたい花。
この季節、曇りや雨が多いのは天恵です。
- 2022/06/02(木) 17:16:49|
- 季節のたより
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今回登った大岳山でも、
たくさんの花に出会えました。
ほとんどが知らない花でしたが、
ツイッターでフォローしている人に教えてもらったり、
たまたまタイムラインを流れてきたりで、
すべて判明できました。うれしい(^▽^)。

ガクウツギ
歩き始めた林道脇の崖のあちこちに
見事に咲いていました。

クワガタソウ

ヤマツツジ

ヤマタツナミソウ

黄色い花は、ヒメレンゲ。
岩のくぼみの少しだけ溜まった土に、
異種の草が共存しています。
日本の生け花は、こういう姿がお手本になっているのかな。

↑これから咲くバイケイソウ。
あと、林道沿いのブロック壁に
イワタバコの芽がだいぶ出ていました。
咲いたらかなり見ごたえのある量です。
また大岳鍾乳洞のルートは
沢沿いをずっと歩くので、
もしかしたらミゾホオズキも見られるかも。
咲くころに合わせて、行ってみたいなー。
そして今回つながった木。
↓こちらは高尾梅郷に梅を見に行った時の写真です。

フサザクラ
花が咲いているときは、
枯れ色の山の一部が
ポーッと赤く色づいて見えます。
知らないなー、と思っていた木でした。

ところがこちら↑
新しい葉だけが赤い、かわいい木。
これがフサザクラだったのですよ。
なんだ、これだったのかー!
雑木林にわりとぽつぽつあります。
葉を見ると、サクラと名づくものの
バラ科ではないとはっきりわかりますね。
フサザクラ科フサザクラ属、ふむふむ。
<撮影日; 2022/5/22>
- 2022/05/31(火) 13:04:23|
- トレッキング
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雨上がりの5月22日、
大岳山を登ってきました。

8:44
歩き始めは大岳鍾乳洞入口バス停。
ここからは2つの登山道があります。
サルギ尾根ルートと鍾乳洞ルート。
満席のバスを降りたほとんどの人は、
サルギ尾根のほうへ行きました。
そっか、そっちがいいのかな。

9:58 大滝
大滝のすぐ手前までは舗装道路です。
ここまでは山の装備でなくてもOK。
手前に大滝か大岳山かと分かれた
標識がありますが、滝ルートを選んでも
滝の先で登山道に合流します。
なんだ、滝から来られる道があったんだ、と
私は滝を見に少し戻りました。

10:39
道は良く整備されていました。

11:15
植林の急坂を登って尾根道へ。
この、先が明るく見えるのっていい気分です。
尾根まで上がれば楽になると予想もできるし。
ところで、

↑この写真は
三頭山から見た大岳山。
2つ上の写真の場所は、山頂の右側の
平らなところなんだろう、と思います。
そして、山頂がぴょこんと飛び出ている山なので、
最後に急登となります。

11:54
だいたいこんな道を20分間。
途中、散り敷くシロヤシオがきれいでした。
でもなにしろ急登の途中、
「ひゃ~、ヒロヒャヒオらあ~~!」
てな感じで、手ぶれ写真しか撮れませんでしたけどね。

12:00
山頂到着。
大岳鍾乳洞ルートに人はほとんど
いなかったけど、山頂は混雑でした!
御岳山側から登ってくる人が多いみたい。
5月は休憩しても寒くならない
いい季節なので、30分ものんびりしました。
では下りましょう。

12:37
下りてきた道を振り返ったところ。
下りもしばらく急坂です。

12:51
大岳神社の分岐を過ぎると、
しばらく通行注意な箇所がありました。
滑落注意の看板が何枚もあったので、
大きな事故があったのかもしれません。

13:05
岩々ゾーンを過ぎると、あとは
御岳山らしいなだらかな道になります。

14:01
そしておなじみの御岳神社参道へ。
この先、ケーブルカーの駅まで、
全部で5時間45分(休憩含む)の山歩きでした。
大岳山はとてもいい山でしたが、
最後の御岳山の混雑には閉口しました。
次に登るときは、違うルートで
里に下りようと思います。
<撮影日; 2022年5月22日>
- 2022/05/25(水) 17:30:08|
- トレッキング
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現在、EOS学園の
「近郊で楽しむネイチャーフォト講座 いだよう(先生)教室」
を受講しています。
今回の撮影実習は、
都立野川公園自然観察園にて。
春が去り、始まりかけた夏を感じる花々を撮りました。

ところで、お恥ずかしながら、
ヒメの付かないオドリコソウを
ここで初めて知りました、見ました。

咲いている場所を見渡すとこんな感じ。
ヒメオドリコソウよりぐんと大きな花です。

ちょっと作品ぽく。
他にも目に付いた花↓

ヤブジラミ

コゴメウツギ

キハナショウブ
都立野川公園 自然観察園
東京都三鷹市大沢6-4-1
撮影日: 2022年5月8日
EOS 6D MarkII に EOS学園から借りた EF100mm F2.8L macro is usm をくっつけて。
高級な道具って、使う側にも
ハイレベルな技術を求めますな。
けっこう難しかったです。
でも難しさが充実感に繋がります。
いいレンズだあ~。
- 2022/05/17(火) 17:16:29|
- 写真
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